流涙症(なみだ目)とは
「涙があふれる」その症状…
流涙症かもしれません
「いつも涙目だ」「涙が止まらない」などの症状でお困りの方は流涙症の可能性があります。流涙症とは、涙の流出過程に問題が起こり、涙が内眼角からあふれてしまう疾患です。当院では涙道内視鏡と使用し、閉塞部分を開通させる手術を行っていきます。涙道内視鏡システムを使用することで、より正確で痛みの少ない治療が可能になります。
TROUBLE
こんなお悩みありませんか?
- いつも涙があふれそうになる
- 涙がこぼれる
- 目ヤニがひどい
- 眼がウルウルして見えにくい
- 目頭が赤く腫れる
- 目頭が痛い
など
CAUSE 流涙症の主な原因
涙道閉塞症(鼻涙管閉塞症)
涙は、通常まぶたの内側の上下にある涙点という小さな穴から、鼻の方へ流れ出ていきます。鼻涙管閉塞症はその途中で管が詰まって、涙が溜まってしまう病気です。涙が外にこぼれたり、目ヤニが出たり、「しろめ」が充血したりなどの症状がみられるのが特徴です。
結膜弛緩症
通常、眼は涙が眼全体に溜まるような仕組みになっていますが、結膜弛緩症になると、結膜(しろめ)がたるんでしまい、涙をうまく溜めることができなくなります。その為、瞬きをしたときに違和感が出たり、何か入っているような異物感が生じます。症状が軽い場合は放置しても問題はありませんが、手術を行うことで症状が緩和する場合もあります。
逆まつ毛
本来なら外向きに生えている睫毛(まつ毛)が、何らかの原因で内向きに生えている状態を逆まつ毛といいます。内向きで生えたまつ毛が角膜を傷つけたり、流涙(なみだ目)や結膜炎の原因になることもあります。先天性のもの(こどもの逆まつ毛)と加齢性のものに大別されますが、いずれもまぶたの皮膚の過剰なたるみや皮下の筋肉の筋力低下などが原因で生じます。
先天性鼻涙管閉塞
生まれつき涙道が閉塞していると、生後より涙や眼脂が頻繁にでることがあります。
生後6ヶ月以降にブジー治療を行います。
当院の治療方法
当院では正確かつ精度の高い治療を
ご提供できるよう、
涙道内視鏡を使用した手術にも
対応しています
涙道内視鏡で涙道内を直接確認し、閉塞部位を開放します。
再閉塞を防ぐために涙管チューブを留置します。
術後、定期的に通水処置を行い、術後3ヶ月頃に涙管チューブは抜去します。
涙道内視鏡
太さ0.7mmの内視鏡を涙点から入れ、涙道の詰まっているところを確認し閉塞部位を広げていきます。
涙管チューブ
シリコン製のチューブで、持ち手に金属の棒がついている2本1組のものです。これを上下涙点から鼻涙管に挿入し、涙道を確保していきます。
手術の流れ
局所麻酔
(滑車神経ブロック)
手術は局所麻酔で行います。
※手術時間は10~20分程度です。
閉塞部分の開通
涙道内視鏡を使用し、涙道内の確認、掃除を行いながら、狭い部分や閉塞部位を開通させていきます。
チューブ挿入
涙道内視鏡で確認を行いながらチューブを挿入し留置します。留置したチューブは、通常約2~3ヶ月経過したタイミングで抜去します。